起業の準備として、お客様と連絡を取るための方法を用意しておくのはマストですよね。
その中で意外と悩んだのが「携帯電話の番号」でした。
たまたまプライベートで使用している回線の変更もしたいと考えていました。
色々調べて、最終的にauが提供するpovoを2回線契約して1つのiPhoneで運用する形に落ち着きました。
この記事では、私がなぜビジネス用の電話番号にデュアルSIM+povoの組み合わせを選んだのか、お話しします。
なぜ“ビジネス用番号”を持ちたかったのか?
一番の理由は、お客様対応のしやすさとプライベートへの影響を避けることでした。
起業すると、クライアントに連絡したり、連絡してもらう機会は出てきますよね。
着信時にプライベートとビジネスの区別が付かないと、電話に出たときにお客様に失礼な印象を与えかねません。
また、ビジネス用の電話番号はWEBサイトなどに公開する可能性があります。悪用などされて電話番号を解約しなければいけない事態に陥った場合、プライベートとビジネスで電話番号を分けておけば、プライベートの生活に影響が出ないようにすることができます。
最初に考えた3つの選択肢(でもやめた理由)
当初、いろいろな方法を検討しました。
正直、どれも一長一短で迷ったんです。
① 2台持ち
デバイス代+回線代でコストがかさみます。パソコンも持ち歩くことを考えると、携帯電話を2台持ち歩くのは面倒。
② IP電話(050番号)
固定電話や090番号と比べると、お客様からの信頼感が低い。また、前に050番号を使ったときに通話品質が悪くて、よい印象がなかった。
③ 固定番号がスマホで使えるサービス
スマホで固定電話番号が使えるサービスとして株式会社グラントンが提供する03plus(ゼロサンプラス)というサービスがあります。
ビジネスする上で03などの固定番号は相手に信頼感も与えるので魅力的でしたが、起業準備の段階でそこまでコストをかけたくなかったのもあって、却下しました。
こうして行きついたのが、iPhoneのデュアルSIMを使って2つ番号を持つ方法でした。
私が選んだのは「povo」のデュアルSIM
最終的に私が選んだのは、povoをデュアルSIMで運用する方法です。
いろいろ調べた中で、「コストが抑えられる」「通話・通信が安定している」と感じたのが決め手でした。
私のスマホとSIM構成
- iPhone15
- povo(eSim)+ データトッピング ← プライベート用の主回線
- povo(SIMカード) ← ビジネス用の副回線
povoはアプリをダウンロードして、申し込みやトッピングの購入を行う必要があります。
ログインして
デュアルSIMを選んだ理由:
- iPhone1台で番号を分けられる
- 050番号よりも回線が安定している
- 片方を物理SIMにしておけば、別の端末に差し込んで簡単に使える
povoを選んだ理由:
- 月額の基本料金が0円
- au回線で安定した通話・通信品質が期待できる
申し込みから開通まではすべてオンラインで完結します。
eSIMであれば、申し込みが午前9時30分から午後8時の間だと即日で利用できます。
SIMカードの場合は、郵送で受け取ってから利用可能です。
▶︎ povoの詳細を見る
実際に使ってみて感じたこと
よかった点:
- ビジネス用の副回線は、通話がなければ0円で済む
- 1台で完結するので荷物が増えない
- 地下鉄でも通信が安定している
- 着信時にどちらの回線の着信かiPhoneに表示される
申し込みで注意したい点:
- サポートはオンラインのみ(メール+チャット)
- 2回線目も新規で契約する必要がある
- povoアプリで2回線目も管理する際はログインし直す必要がある(私はiPadにアプリをダウンロードして2回線目のアカウントを管理しています)
起業初期のコスト感・利便性を考えると、総合的には大満足の選択でした。
これから起業する人へ:電話番号は大事なインフラ
これから自分でビジネスを始めるにあたって、(特にBtoBビジネスの場合)お客様とのやり取りに使用する「電話番号」は大事なインフラです。
プライベートと番号が分かれていれば、名刺・ホームページ・請求書などもビジネスとしての体裁が整いますし、万が一の場合の、心配も減ります。
まだ売り上げは立っていない、あるいは少ないけど、ビジネス用の電話番号を持ちたいときに、povoでデュアルSIMを活用した運用は本当におすすめです。
安価で、しかもスムーズに番号を追加できますよ。
まとめ:私の選択が、あなたのヒントになりますように
「今あるスマホで、番号だけ分けたい」
そんな私のニーズにぴったりだったのが、デュアルSIM+povoの組み合わせでした。
同じように起業準備中で、「電話番号、どうしよう…」と悩んでいる方の参考になればうれしいです。
興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。